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concept: site この住宅地において、最も重要な役割をもつ公道に接する角地が敷地である。しかしマイナスの要素としては、敷地の高さが道路より一段低く、現在は脇のゆるやかな坂道からのアクセスとなっているのである。自治会関係者の間では、当初盛土をして、全面道路と敷地の高さをそろえることが議論されていた。しかし決して良質な地盤とはいえず、そして大規模な地盤改良の造成工事となるため、ここで私は、むしろ現状の土地の性質をいかし、そして同時にアクセスを前面道路からとするような提案を行うことにした。

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concept: access 会館二階と前面道路の高さをそろえ、一階は調整した高低差により半地下とする。建物二階から前面道路へのブリッジを渡し、その幅で両側に、鉄骨道による採光と通風を可能にした人工地盤の公開空地を提供する。

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concept: structure 敷地は決して良好な地盤とはいえず、一階は静かで落ちつきのある和室と備品倉庫が中心であり、下層を建築を支えるための壁量の多い剛性ある構造とし、二階に会合や催しのための広いスペースを確保する。

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concept: design 半地下の部分も含めると、ここでは6m×6m×5.5m のほぼ立方体であり、シンプルな形態による、建築の美しいを表情を目指している。道路に面する南と東に大きな開口をとり、車と人通りの多い南側には、特にアルミ製のルーバーを設置した。都市における今日の住環境を考慮し、コンクリート、ガラス、鉄による、繊細でシャープな表現を用いている。

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