Goshi Chubachi:
目下、僕の悩みは食事です。日本みたいに定食屋があるわけでもなく、寮のご飯もないし、冷凍食品やレトルトを買っても「アメリカの味」、つまりギトギトの油にコテコテの味付けなんです。自分の料理のネタも尽きて、変な味のパンとバナナで生きています。嫁さんが来るまで二ヶ月あるし、ハア〜。
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それでも、何か食わなきゃと無理に外食しては胃がもたれ、それの繰り返しです。じゃあ、自炊すればと思っても作れるのはフライパン料理。やっぱり油が・・・。男のつらいところは、献立を考えたことないから、頭に浮かぶのはいつも同じメニューなんだよね。仕方なくそれを作るんだけど、食べながら飽きてくる。かといって、お料理の本見ながら、作るほどの時間がない。何か元気の出る料理おしえて!自分で作れるもので。
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自称「料理の天才」が悩みにお応えしましょう。料理は「心」や!って、まるで神田川敏郎みたいだけれど、でもそれって本当だよ。おいしくつくろう、一所懸命つくろうという気持ちが最高の調味料。つくっている途中によく味見をして、自分のおいしい味に近づけていくことだ。ただつくって、それを食べればいいというのではおいしく食べれません。一所懸命つくったものなら、何だっておいしいはず。自分の料理に愛情を感じましょう。食べるために料理するんじゃなくって、料理してそれを食べられる喜び、これが大切。
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といって、こんなことをいくら語っても、何の役にも立たず、もっと現実的なお話を。料理は下味が大切!。炒めているとき、煮ているときに、塩をふればいい、しょうゆをかければいいではダメ。肉でも、魚でも、はじめに塩、コショウ、しょうゆをして、その他料理によって、オリーブオイルとか、ごま油とか、もっと上級だとハーブとか、下味をして20分とか30分とか、待つことが大切。待っている間に、次の工程を準備しましょう。野菜を炒めるときも、おいしい歯ごたえにするこつは、生からいきなり全部炒めるのではなく、野菜の種類によって、はじめに湯せんしたり、野菜別に八分目まで炒めたり、大体熱を通しておいて、最後に一気にまとめて炒めて、味付けをする。そのスピード、手際、豪快さが大切です。はじめから全部行こうとすると、どうしても時間がかかってしまうし、火も通りにくく、新鮮な素材もくたくたになってしまいます。あと、熱の通りにくいものから、炒めていく、煮ていくことも大切ですね。
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どうしても同じ味付け、メニューに決まってしまいますよね。味付けに関していえば、中華では、ごま油にネギ、ショウガ、イタリアンでは、オリーブオイルにニンニク、鷹の爪というようにです。その基本をいかしながら、どうやって料理を多彩にしていくかは、素材の組み合わせです。つまり素材の味をいかすこと。素材の味を料理に引き出すことです。おそらく日本のスーパーで手に入る数よりも、そちらの方がずっといろいろな素材があるでしょうし、日本で食べれないものもたくさんあると思います。ぜひ積極的に挑戦して下さい。変な野菜、見たことない魚と出会ったら、ぜひデジカメで写真を撮って、紹介して下さいね。ついでに味の感想も。ちなみに今私は、イタリアンにこっています。パスタだって、使う素材(具)によって、無限に世界が広がります。もしそっちの生活で日本料理に飢えているとしたら、「本だし」とか、カツオだしの素とか、手に入れた方がいいですね。あと料理用の安い日本酒。さあ、買い出しだ。ロスなら絶対手にはいる。
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あと最後にひとつだけ。テレビの料理番組を見るのがいいですね。一番勉強になります。手順が難しそうだったり、設備的に不可能なものはあきらめて、シンプルなものは積極的に真似しましょう!。
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